2017年11月6日月曜日

島崎遥香の『栃乙女』セルフメイクの秘密【ぱるる・ロングインタビュー】


日本テレビ系で、毎週日曜22:30~放映中の『今からあなたを脅迫します』に出演している、
島崎遥香さん。
ドラマの裏話や役づくりについて、さらには美肌の秘密まで……インタビューしました。


前田 美保
美容ライター
by 前田 美保
「お願いします!」と撮影現場に入ってきた島崎遥香さんは、秋色の服に身を包んで、笑顔でカメラの前に立った。フォトグラファーの指示でくるくると変わる表情を見ているうち、自然光を浴びた島崎遥香さんの肌の美しさに思わずキュンとした。それは透明感と輝きで満ち溢れ、こっくり重みのあるファッションと完璧なコントラストを描いていたから。その美肌の秘密を解明するべく、ドラマのインタビューに伺ったにもかかわらず、最初の質問で「普段のお肌のお手入れで、こだわっていることを教えてください!」と前のめりに聞いてみた!


 島崎遥香さんの美肌の秘密は???
ドラマでは、すべてセルフメイクなんです!

「全然何もしてないんですよー。どうしよう!(笑) あ。でも最近はきちんと洗顔料を泡立てるようにしています。私は普段あまり肌トラブルがないんですけど、たまたま肌がすごく荒れちゃったことがあって。そのときにエステティシャンのお友達に相談したら、資生堂の専科パーフェクトホイップnを1週間しっかり泡立てて洗ってみて、と言われたんです。プチプライスだし、洗顔料を変えるだけで肌調子が良くなるのかなーと思っていたけど、本当にみるみる肌がすっかり落ち着いたんですよ。そこからはずっと使っています」と、美肌の秘密と愛用品を惜しげもなく教えてくれた島崎遥香さん。

実はドラマのメイクもすべてセルフメイクでやっているのだとか。「はい。どのドラマも全部自分でメイクします。なので、クランクイン前には、演じるキャラクターに合ったメイクを研究して、それに合わせたメイク道具をイチから用意するんです。『今からあなたを脅迫します』では『栃乙女』というギャルを演じるので、今回のメイクでは眉毛を細くしたことがポイントです。同時に髪色もずいぶん明るくしたので、それに合わせて買ったケイトの眉マスカラはこだわったアイテムです。まつ毛はボリュームたっぷりめに仕上げますが、エクステやつけまつ毛をつけるほどじゃないので自まつ毛にボリュームマスカラを使って対応。アイメイクでは、初めて下まぶたにもアイラインを入れるようにしたんですよ。チークはわりと薄めにしておいて、衣裳に合わせてリップカラーで色々遊んでみようかなって思っています」 


何も考えてないギャルは絶対にいないから、
裏側の素直さや繊細さまでしっかり演じたい

島崎遥香さんが演じる『栃乙女』はイマドキのメイクにネイルアートというギャルだけど、本当の顔は凄腕ハッカー。ディーン・フジオカさん演じる脅迫屋の千川完二の仲間だ。ギャルで=ハッカーという“表と裏”を持つ今回の役柄とどう向き合っている?

「一般的にギャル=おバカ、みたいなイメージになりがちだと思うし、原作でも確かに言い間違いも多いキャラクター。ハッカーになった理由も元カレに「オマエはバカで何の取り得もない」と言われたのがすごく悔しかったからなんです。原作の中で武井咲さんが演じる金坂澪に「自分はバカだからさー」と言うシーンがあるんですが、澪には「バカなんかじゃない。すごく努力して勉強したから今があるんだから、そんなふうに卑下することは言わなくていい」と返されるんです。そのやり取りを読んだときに、栃乙女も嬉しかっただろうし、私自身も嬉しいと感じて。でも褒められると照れちゃうし、褒められることに慣れてないキャラクターでもあるんですよね。おバカ面をしているけれども、実はとても繊細で努力家で、恥ずかしがり屋で素直で……。ステキな女の子だなって思うんです。だから、その裏側をしっかり自分の中に意識して演技をしようと思っていますね。たとえ、それが視聴者の方には伝わらないとしても、人間には絶対見えない部分が存在すると思うから、それを大切にしたいです」


島崎遥香さんの役作りはストイック!!!
「私と栃乙女は似ているかもしれません」


島崎遥香さんは役を緻密に分析して、真摯に取り組むタイプだと聞いたことがある。役柄に則したメイクを徹底的に研究し、すべてセルフメイクにするのも、役作りへのこだわりゆえ、かもしれない。「朝の連続テレビ小説に出演していたときは家系図からメモ書きして(笑)、関係性を理解するところから始めたんですよ。今回のドラマはすごく難しくて……。台本ではどうしても書ききれない部分は、何度も原作を読み直して、栃乙女の口癖とかよく口にする言葉を箇条書きにして書き出してみたりしました。単に“ギャル”をやるのは何だか軽すぎるじゃないですか。何も考えてないギャルなんて絶対にいないと思うんですよね。みんな、人間なんですから」

ディーン・フジオカさん演じる脅迫屋の千川完二はダークヒーロー。一方、武井咲さん演じる金坂澪はお嬢様で、変人級の善人。島崎遥香さん自身はどちらのキャラクターに近いと、自分を分析する?

「千川かな。何に関しても、澪みたいにストレートに純粋に“いいヒト”というのはちょっと苦手(笑)。もっと人間味を出してもいいんじゃないの?って思うタイプなんですよね。それは多分15歳からアイドルをやっていたからというのもあると思います。アイドルはとても窮屈なところがたくさんあって(笑)、否定されたり、嫌われることもかなり多かったんですよね。でも以前秋元康さんが「何か自分の中で変わらないと、このまま上には行けないよ」と忠告してくださったときに、じゃあどうしようって考えたらみんなと同じようにキャッキャといい子ちゃんでいるのは違うなぁと思って。自分のままで認めてもらえるまで、自分を突き通すしかないと決めたんです。自分を貫いてきたからこそ、今の自分があると思っているので、やっぱり澪タイプではなく、千川に近いんじゃないかな」ゆっくりと言葉を選びながら、でも確実に自分を分析する島崎遥香さん。23歳の若さでスゴイですね、と伝えると、急に「褒められるのには慣れてないんです……(笑)」と照れたように呟いた。「これこそ、私と栃乙女が似ている部分だと思います。2人とも“褒められることに慣れてない”ので(笑)。 ギャルでハッカーという強烈なキャラクターですが、そういった裏の部分も含めて、ぜひ観てくださいね!」








https://i-voce.jp/feed/7812/


0 件のコメント:

コメントを投稿