2018年12月27日木曜日

「ニセコイ」中条あやみ×島崎遥香が語る漫画のキャラを演じる難しさ【buzzfeed】




BuzzFeedでは桐崎千棘を演じる中条あやみ、橘万里花を演じる島崎遥香さんにインタビュー。現場でも仲が良かったという2人に撮影の裏話や、共演した中島健人さんの印象。さらに近年増える漫画原作の作品を演じる難しさについて聞きました。

地毛を染めた理由

――まず映画の感想を伺いたいのですが、出来上がった作品を見てどうでしたか?
中条:自分の映画なんですけど、凄く爆笑しました。いつも初めて作品を見るときにはああすれば良かったと反省する部分があるんですが、今回は反省点はありつつも楽しくて、笑いながら気持ちよく見られました。
島崎:効果音が結構入っていたので、コミカルによりアニメっぽくなったんじゃないかなと思います。
――今回の役柄は金髪だったのですが、カツラですか?
中条:あれは地毛です。私は髪を染めたのは初めてなんです。
真っ金々に染めたんですが、映画と別の映画の間に『ニセコイ』の撮影をやっていたので、撮影が終わったらすぐに染め直さないといけなかったので、あまり金髪を楽しむ時間はなかったです。
島崎さんもオレンジ色に染めてたので、みんな体を張ってやっているんだなと思いました(笑)。
――髪を染めると、普段の自分とは違うキャラを出しやすくなったりするものなんでしょうか。
島崎:髪色というよりかは、姫カットに切ったので、気持ちの部分で常に休みの日も「役」のままだったなと思います。
――髪色を染めたのは、監督などから指示ですか。
中条:私はアクションのシーンが多くて、ワイヤーとか、あとプールに飛び込むシーンもあったので、ウィッグも付けてだと、すごい大変だなと思って。せっかくだし、染めた方がいろいろいいだろうなと思って染めることにしました。
島崎:私もそうです。ウイッグが面倒くさくて。



中島健人の王子様オーラ

――漫画原作、しかも少年漫画が題材ですが、普段とは違う楽しさなどはありましたか。中条さんはパンフレットで「ハーレム漫画」だと発言されていました。
中条:水着とかお風呂のシーンがあったのでどうしようとは思ったんですけど(笑)。楽を巡って女の子たちがみんなで取り合うという映画で、男性だったら一度は経験したいシチュエーションかなって思いました。
楽がいろんな女の子に惑わされていて、モテる男の子なんですけど「誰か1人に早く絞りなさいよ」とは思いながら見ていました(笑)。
――楽役の中島健人さんは王子様オーラが凄く出ていたのかなと思うんですが、現場での感じはどうでしたか。
中条:さすが王子様だなと思うことは毎日あって(笑)。
演技の時はそういう部分を消しているんですけど、例えば「今日は天気がよくて気持ちいいね」って言ったら、「太陽もいいけど、月も見たいさ」みたいな感じの言葉が返ってきて。ロマンチストだなと思ったり(笑)。
噂で聞いたんですけど、「KING」って描かれた帽子を持っているらしくて。何かそれを買ったケンティの姿を想像したら、すごいなと思って(笑)。現場では皆で「やっぱりアイドルになるために生まれてきた人だね」って言っていました。

――島崎さんも以前はアイドル(AKB48)でしたが…。
島崎:全然違う(笑)。すごいですよね。(中島さんは)日々面白かったです。存在自体が面白い。
――中条さんが中島さんをビンタするシーンでNGがあったと聞きました。
中条:そうです。ビンタシーンは全部で4回程撮影したのですが、演技とはいえ、すこし申し訳なかったです。
練習したんですよ、痛くならないビンタをするためにはどうすればいいか(笑)。
実際にはケンティが「本気でやっていい」って言うからやったんですけど、でも結局、本番は感情に任せてやっちゃって、結構赤くなっちゃったんです。「ごめんね」って言ったら、「全然痛くない」とか言ってくれて。優しいなと思いました。

――中条さんと島崎さんは撮影現場ではどんなお話をしていましたか。

中条:何だろう?
島崎:「寒いねえ」とか、「お腹空いたね」とか、「眠いねえ」とか。他愛もない話ですよ。
中条:そうそう(笑)。ご飯も一回行ったし、チーズタッカルビ食べたね!
――漫画原作ということで、ちょっと現実離れした役柄になりますが、島崎さんはそういう役を演じる楽しさみたいなものはありましたか。
島崎:楽しさというよりかは、忠実さを常に追及してやっていましたね。
――制服も原作に忠実で、結構現実離れした制服ではあったんですけれども、着てみていかがでしたか?
中条:学生の年齢じゃないから「制服、大丈夫かな?」という思いは…。ちょっとコスプレ感はあるなと思いながらやっていました。もう髪色がすごいから(笑)。多分それで余計コスプレ感があったと思うんですけど、制服もちょっと奇抜というか、漫画のやつを再現しているので、独特でした。
島崎:私、制服違うから、1人だけ。
中条:ああ、そうだそうだ。だからみんなそれぞれ個性的だなと思いました。
島崎:みんなはスカート短かったもんね。私は普通に長いけど。
中条:肝試しのシーンの撮影は春で、めちゃくちゃ寒くて。ミニスカートをはいていたけど、凍えそうでした(笑)。

――自分の演じたキャラクター、中条さんは「千棘」って好きですか?
中条:結構共感できる部分は多かったです。私自身、大雑把なので(笑)。
なので、がさつな部分は結構開放的な気分でやっていて。あと、楽と(小野寺)小咲ちゃんが両思いだったときに、自分が身を引くみたいな部分も、自分だったらそうするだろうなって思うので、共感できる部分がすごいありました。
――島崎さんはどうですか?自分の演じたキャラクター万里花は、好きですか?
島崎:好きです。自分がまず好きじゃないと演じれないので。だから一番好きです。

漫画原作を演じる上で大切にしていること


――近年は漫画原作の映画が非常に増えていて、お2人もそうした作品に出演することが多いと思うんですけれども、その上で大切にしていることはありますか。
中条:私自身、好きな漫画の実写化があったときは、いろいろな複雑な気持ちがあったので、ファンの気持ちはすごい分かります。なので、やっぱり再現率が大切だと思ってます。
そのキャラクターをどこまで再現できるか。プラスして、せっかく生身の人間がやるので、人間らしさというのがあってもいいかなと思って、ちょっと人間らしさというのを出すようにしています。
――漫画原作だと、必ず原作ファンから「このキャストは違う」などネット上で言われることもあるかと思います。そういうものには目を通したりしますか?
中条:通しますね。役を演じる上で、いろんな意見は参考になるので。でも、凹みますね(笑)。ただ、参考にさせていただきました。
島崎:私はまず、身近にいる原作のファンの方の声を収集するところから始めました。「原作を読んでいる方のイメージはこういう感じ」というのをつかみます。
――漫画のキャラを演じる上での難しさはどこでしょう。
島崎:それはやっぱり「顔」が違いますからね。
中条:そうそう、それ(笑)。
島崎:なので、メイクも自分でやって、出来るだけ近付けられるようにします。なかなか近付けられないんですけど、あの目の大きさには。
中条:読んでいる人それぞれが想像して膨らませているところがあるから、漫画原作って難しい…。
――最後に、映画をどういう人に見てほしいですか。
中条:『週刊少年ジャンプ』の漫画ということもあって、男性が見ていて楽しい作品だと思うので、男性にもぜひ見ていただきたいです。
本当に笑って終われる、爽快感のある映画になっているので、家族で年末に楽しい映画をふらっと、軽い気持ちで見ていただけたら、すっきり楽しく1年を終われる映画になっていると思います。
島崎:私は小中学生のカップルに見てほしいですね。対象年齢がそれぐらいかなって。分かりやすい作品ですし、小中学生がキュンと来るような内容になっています。




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