2016年6月30日木曜日

島崎遥香、映画撮影現場で見せた"女優"への熱意と、"女の子"の顔のギャップ - 監督は語る


竹本聡志監督
1978年生まれ、大阪府出身。大学卒業後、メディアプルポに入社。以後、主にドラマ・CM・ミュージックビデオ・バラエティーなどの演出で活躍。バラエティー番組では、担当した『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(13~/KTV)が第3回関西ATP賞・優秀賞を受賞。多数の人気番組の演出を手掛けている。また初監督を務めたドラマ『堀江ブギーデイズ』(12/KTV)では関西ATP賞2013・特別賞を受賞するなど、新時代を担う気鋭の監督として注目を浴びる。

島崎遥香の印象

"女優"ですね! 僕が「こういうことをやってみてくれない?」と言ったことに対して、逆に「私はこうやったほうがいいと思います」と提案してくれることもあったし、演技への熱意は目を見張るものがありました。
終盤、降霊会を行うシーンがあるのですが、ぱるるにとって一番の見せ場となる大事なシーンだということをよくわかっていて。朝から次の日の朝まで撮影が詰まっている地獄のスケジュールの中で、本当に熱のこもった芝居をしていました。
今まで、AKB48として歌っているところ、バラエティ番組でしゃべってるところ、他のドラマに出ているシーン、たくさんあると思うんですが、『ホーンテッド・キャンパス』が一番かわいく映ってるんじゃないでしょうか(笑)。この髪型がはまってたのかな。試写が終わったあとに、「今までで一番かわいくうつってたやろ?」と本人に言ったら、はにかんで笑ってましたね。

撮影現場での様子

実は現場ではけっこう差し入れもしてくれて、先程も言った地獄の撮影日にめちゃくちゃおいしいチーズケーキを用意してくれたんです。本当に過酷な撮影だったのに、終わったあとにぱるるが「このチーズケーキ、食べないと損ですよ!!」と叫んでいたことを覚えています。
また、優馬くんの部屋でオムライスを作って、キスしそうになる……というシーンがあるんですが、ぱるるはすごく緊張していましたね(笑)。緊張をやわらげるために、僕と優馬くんとスタッフで、その場で関西弁講座を開いて、どうにかほぐれてもらいました。和気あいあいとした現場で、ぱるるも女優としてどんなシーンも切り替えをしっかりしていたけど、あのシーンだけは本当に緊張して照れていたから、「女の子なんだな」と思いました。

映画『ホーンテッド・キャンパス』でのおすすめシーン

幽霊に乗り移られるシーンです。一度気を失って、目を覚ましてからの表情も声も、それまでのこよみと全く違います。もう本読みの時点から、ぱるる自身で演技プランが出来上がっていたことに、まず驚きましたね。言うことなしでした。
もし続編を撮れるなら、そのときはぱるるをコントに参加させたいですね(笑)。ぱるるの演じているこよみは、一歩引いたシーンが多かったのですが、続編で関係が進んで、部室でのわいわいしたシーンにも参加して楽しんでいる様子を、素の表情で撮れたらと思います。

映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回とりあげるのは、AKB48のメンバーとして活躍する島崎遥香(22)だ。2009年にデビューして以来、"ぱるる"という愛称で親しまれ、ファンからは塩対応と呼ばれるようなざっくばらんな言動も話題となっている。
日本テレビ系ドラマ『ゆとりですがなにか』では、なかなか内定の決まらない意識高い系の就活生というリアルな役を好演。中山優馬主演の映画『ホーンテッド・キャンパス』(7月2日公開)では、ヒロインの灘こよみ役を演じるが、ホラー映画ならではの、難しい演技も要求されたという。





http://news.mynavi.jp/articles/2016/06/30/hauntedcampus2/




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