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2015年11月19日木曜日

島崎遥香 閉ざされた世界へ引き込まれる…!? 潜む魔物と戦い新境地を開拓!【ニュ-ス】


中田秀夫監督の最新作ホラー映画『劇場霊』で主演を務めるAKB48・島崎遥香にインタビュー!AKB48グループ全メンバーによるオーディションで主役に選ばれたという今回の役について、芝居に対する彼女の想いなどを語ってもらいました。AKB48 として立つ舞台とは全く違う舞台での演技に戸惑いながらも、体当たりで演じた恐怖の演技には注目。同作品で、今年9月にフランスで開催した『第21回エトランジェ映画祭』に参加するなど、女優としても活躍の場を広げる島崎遥香の素顔に迫る。

■自然体で挑んだオーディションで主役に抜擢!醸し出す不安感と緊張が決め手に

――映画『劇場霊』では、単独初主演を果たしました。今回は、AKB48グループ全メンバーによるオーディションが行われたそうですが、どんな感じだったんでしょうか?
島崎 関係者のみなさんの前でお芝居をする感じでした。正直、「絶対主役を獲りたい」という想いはなかったんです。意気込んだ感じはなくて、自然な気持ちで挑んだオーディションでした。でも、人数が絞られていくに従って緊張感は高まりました。

――選ばれたときはどうでしたか?
島崎 驚きました。選ばれたんだ…って。嬉しいというよりは驚きのほうが大きかったです。

――中田秀夫監督のお話では、島崎さんの緊張している感じや不安な感じが役柄にピッタリだと思ったと。
島崎 オーディション中は緊張していたので、そういうのが表情に出ていたのかもしれないです。

――元々ホラーは苦手ですか?
島崎 そこまで苦手ってことはないんですけど、小さい頃に家族で、同じく中田監督の『仄暗い水の底から』を観て以来、ホラーはまったく観たことがなかったんです。撮影に入る前に、中田監督の映画を何本か観て撮影に挑みました。

――大丈夫でした?
島崎 苦手っていう感じではなかったです。

――いざ、撮影が始まって最初の日の気持ちはどうでしたか?
島崎 そこまで緊張したという感じはなく、自然に入っていけました。

――演じる上で意識されたことは?
島崎 ホラーは非現実的な世界なので、想像で広げなくてはいけなくて、そこが難しかったんですけど、監督がいろいろと教えてくださったので、乗り越えられたかなと思います。

――監督からのアドバイスで印象的だったこととか。
島崎 やっぱり、ホラーは恐怖の表情が一番大事なので、そこに関しては細かく指導していただきました。段階に分けてくださったんです。ここはちょっとの驚きだよとか、ここは最大限だ、とか。そのアドバイスに沿って演じました。

――いろいろと印象的なシーンはあると思うのですが、豪雨のシーンは大変だったんじゃないかと思うのですが。
島崎 そもそも水が苦手なので大変でした。雨の量もすごくて、怖かったです。

――ハードだったなと思うシーンは?
島崎
 ラストの血が飛び散るシーンは大変でした。


■撮影になると自然とスイッチオン!監督から絶賛された集中力は公文式で養った!?


――共演の足立梨花さんと町田啓太さんに関して印象をお願いします。
島崎
 足立さんはテレビで観たそのままの明るい感じで、町田さんはとてもいい方だなと思いました。いい人オーラが出ている感じ。

――何か撮影中にお話をされたこととかは?
島崎
 撮影中は監督からあまり私語はしないようにと言われていたので、会話という会話はなかったです。

――今回演じた水樹沙羅とご自身が似ているなと思うところはありますか?
島崎
 沙羅はすごく真面目なんですけど、私は変なところが真面目なので、そういうところは似ているかもしれないです。でも、沙羅ほどは固くないかなと思います(笑)。

――どんな部分で真面目だなと?
島崎
 自分がやると決めたことはやる、というか、こうだって決めたらこうだって思っちゃう…そういうところはあると思います。

――ちなみに、撮影中に心霊現象みたいなものはありましたか。
島崎
 撮影中はないですが、それ以外ではちょっとしたことはありました。ホテルに泊まっているときに上から足音が聞こえてきて、でもよく考えたら最上階で…っていうのはありました。

――島崎さん自身、霊感は?
島崎
 ないです(笑)。
――今回、主演としてお芝居をやってみて、今後こんな役をやってみたいという想いなどは?

島崎
 機会があればお芝居はやってみたいです。役としては、ずっと言っているんですけど、探偵役をやってみたいです。昔から探偵に憧れがあるので、役で挑戦できたら嬉しいなと思います。あとは、落ち着いたトーンや少し暗いタッチの映画にも出てみたいです。『八日目の蝉』や『ソロモンの偽証』のような雰囲気の作品に挑戦してみたいですね。

――監督がTwitterで、表情が素晴らしい、そしてその集中力が良い、と書かれていたのですが、集中力を高める方法はありますか?
島崎
 昔から集中力があるほうだと思うんです。公文式をやっていたからかな(笑)。撮影になると自然と集中します。

――また、監督は、島崎さんが劇中で舞台のシーンで衣装の赤いドレスを着て剣を持っているシーンが印象的と話されています。このシーンはいかがでしたか?島崎 舞台の芝居はやったことがないので、撮影に入る前に何日間かレッスンがあったんですが、とにかく難しかったです。剣がかなり重くて体力も使いました。それに、あのドレスはサイズを合わせて一から作ってもらったので気持ちも入りました。

――では、公開を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。
島崎
 今回、新たに4DXでも楽しめるということで、私はまだ通常版の映画しか観ていないんですけど楽しみだなと思いました。私自身、ほぼ初めての本格的な演技であり、そして主演ということで、自分の演技に対する手ごたえみたいなものはまだないんですけど、作品はいいものに出来上がったと思っています。早くみなさんに観て欲しいなという気持ちでいっぱいです。ぜひ、劇場でご覧ください!


文/田部井徹




http://news.mynavi.jp/news/2015/11/19/355/




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