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2015年11月30日月曜日

「女優美学」 AKBのぱるるから、女優・島崎遥香へ脱皮の瞬間



旬の女優たち20人が共演する「女優美学Ⅳ」が現在好評発売中だ。

毎回この連動WEB連載では、本誌では使用しなかったカットやコメントをお送りしている。

今回は、AKB48のメンバーでもあり、女優としても活躍中の島崎遥香がファン待望の登場!



11月21日に公開され、多数の観客を集めている映画「劇場霊」。

「女優霊」「リング」の中田秀夫監督によるホラーということで注目の作品だが、もうひとつのみどころは、女優・島崎遥香の存在だ。「クロユリ団地」で前田敦子の新境地を開いたのも中田監督だった。

島崎遥香も手ごたえを感じたようだ。

「毎日、同じ現場で、同じことをする。1ヵ月ちょっとの撮影期間は、そのキャラクターでしかなくなる。そこにはすごく達成感がありました。

こんな長い期間、同じ日々を過ごす。1本の作品のことだけを考える日々というのはいままでなかったので、それは新しい体験でしたし、やりがいがあると思いました。女優という仕事をはじめていいなと思えました」

そこから広がる思いも生じてきたようだ。


「自分とはまったく違う性格の役をやってみたいなと思うことがあります。例えば、すごく愛嬌のいい子(笑)。

自分の性格とはまったく正反対なので、すごく愛嬌のいい子の役をやってみたい。たぶん、楽しいと思います。

そのときだけ、いい子になれる(笑)。飾れるから、楽しいなって」


島崎遥香の女優としての可能性はどんどん広がっている。

「演じる役が人である以上、本当にいろんな人柄を演じる可能性があると思いました。

今回の役でしたら、すごく真面目なんですけど、何をやってもうまくいかない……。そういう自分が知らない人生を劇の中で歩めるのは面白いなと思います。

普段の生活の中で、本当にいろいろな人がいると感じる。そういう他の人の人生を映画という形の中で、演じていきたいですね」


AKB48の島崎遥香と女優・島崎遥香。そのふたつの人生は交錯し、今回の作品を通して大きく進化したようだ。

*毎週火曜日配信の「東京カレンダー」WEB版「女優美学」。次回は12月8日(火)配信予定です。



文 小林淳一
写真 福島典昭
しまざき・はるか 1994年3月30日生まれ。2009年、<AKB48 第六回研究生(9期生)オーディション>に合格。翌年にはAKB48の正式メンバーとして活躍する。一方で2012年から女優の活動も本格化させ、同年の「劇場版 私立バカレア高校」では映画初主演。「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」では声優に挑むなど活躍の場を広げている。






https://tokyo-calendar.jp/article/4997








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