[映画.com ニュース] 「AKB48」の島崎遥香が映画単独初主演を飾った「劇場霊」が9月11日(現地時間)、仏パリで開催された第21回エトランジェ映画祭のコンペティション部門で上映された。島崎はメガホンをとった中田秀夫監督とともに現地入りし、パリの劇場「Forum Des Images」で舞台挨拶&ティーチインに出席。上映前の会場にふたりが呼び込まれると、客席を埋めつくした500人の観客は総立ちで約5分間におよび拍手喝さいを送った。
島崎は、開口一番「こんばんは、島崎遥香です。はじめまして。ぱるると呼んでください。ありがとう、ご招待いただきありがとうございます」と前日に覚えたばかりのフランス語で挨拶。同映画祭には2度目の参加となった中田監督は、「10年前は呼ばれて、その時はほかの人の映画を見るだけだったので気楽だったのですが、今日は自分の監督した映画なので緊張しています」と話した。
イベント後、島崎は「海外というのもあるし、フランス語を話さないといけないというのもあり、緊張しました。でも、みんな温かくて、名前を呼んでくれたり、サインとか写真が欲しいと言われたので嬉しいなと思いました」と振り返り、初の海外映画祭に大興奮の様子。また、フランス語の挨拶については、「自分ではちゃんと言えているのか分からなかったですが、(観客に)『どうでしたか?』と聞いたら、みんなが『わー!』と言ってくれたので嬉しかったです」と手応えを明かした。
1993年に誕生した同映画祭は、「エトランジェ(奇妙な)」の言葉通り、タブーを度外視した激しい作品が数多く上映。欧州ではカルト的人気を誇る映画祭で、昨年は日本から「渇き。」などが出品されている。中田監督は、「観客の雰囲気が熱いというか熱心で、映画の国フランス、映画の都パリという雰囲気を感じました」と満足げ。さらに、観客の反応を聞かれ「この映画祭が、ホラー、ファンタ専門の映画祭なので、ホラー映画技術など非常に突っ込んだ質問が飛んだり、Q&Aでこういうことを聞きたいというお客さんが思いのほか多く、好感触でした」と答えた。
(C)2015「劇場霊」製作委員会
http://eiga.com/news/20150916/2/
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