2015年4月14日火曜日

赤旗コラムがAKB新曲持ち上げる 【ぱるる】


AKB48の新曲が、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の看板コラムに取り取り上げられ、話題になっている。コラムによると、「平和の願いをこめた歌が共感とともにひろがって」おり、AKBの新曲もそのひとつだと説く。この現象は「戦争への道を声高に進む安倍政治と無関係ではない」のだという。

 新曲のタイトルは「僕たちは戦わない」(2015年5月20日発売)。コラムでは「戦わない」ことを称賛した形だが、共産党は自民党との対決姿勢を鮮明にしており、赤旗紙面にも「たたかう」という言葉が何回も登場している。こういったこともあって、コラムの牽強付会ぶりに対して違和感を唱える声も出ているようだ。

ぱるる「歌詞に注目してみてほしいです」

 新曲への言及があったのは、4月12日の1面コラム「潮流」。朝日新聞で言う「天声人語」の位置に掲載されている。

 コラムでは、歌詞の一部を、

  「歌い出しは『僕たちは戦わない/愛を信じてる』。『憎しみは連鎖する/だから今 断ち切るんだ』というフレーズも」

と紹介しながら、「激しいダンスの中から平和へのメッセージが伝わってきます」と評している。

 新曲のセンターポジションを務めるのは島崎遥香さん(21)。テレビで初めて新曲を披露した4月4日、島崎さんはトークアプリ「755(ナナゴーゴー)」で、利用者に「ぱるる、今何してる?」と質問され、その返信の中で歌詞の内容についても触れている。

  「僕たちは戦わないの歌詞をもう一度改めて読み返していました ダンスナンバーということばかりが前に出がちですが歌詞に注目してみてほしいです。 世界中のみんなにきいてほしい」
「自衛官の募集CMに起用されたこともある『ぱるる』こと島崎遥香さん」
 この島崎さんの発言は赤旗コラムでも引用されている。ただ、コラムでは島崎さんは「自衛官の募集CMに起用されたこともある『ぱるる』こと島崎遥香さん」という独特の枕詞つきで紹介され、発言が引用されたすぐ後には、おなじみとも言える「赤旗節」が展開された。

  「サザンオールスターズもそうですが、いま平和の願いをこめた歌が共感とともにひろがっています。それは戦争への道を声高に進む安倍政治と無関係ではないでしょう。真っ先に戦地に送られるのは自衛官であり、若者たちです」

 14年末のNHK紅白歌合戦には、サザンオールスターズの桑田佳祐さん(59)がチョビひげ姿で登場し、「ヒトラーに扮して安倍首相を揶揄した」などと騒ぎになった。この見方は後に桑田さん本人が否定し、騒動について謝罪しているが、安倍政権を批判する人の間では桑田さんのパフォーマンスを支持する声が根強い。

 もうひとつは、AKB側の事情だ。6月6日に福岡市のヤフオクドームで開票イベントが開かれる選抜総選挙では、主に新曲の売り上げで8月発売の新曲の選抜メンバーの座を争う。「僕たちは戦わない」という曲名とは全く逆に、この曲をめぐってグループ内で壮絶な戦いを繰り広げることになる。



Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150414-00000000-jct-soci&p=1






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