2015年3月2日月曜日

【マジすか学園4】ラスボス島崎遥香の強さ、秘話 演出・岩本仁志インタビュー【ぱるる】




――W主演のもう一人、ソルト役の島崎遥香さんはいかがでしたか?

島崎は経験値もあるので、まずは役作りの話から一緒にしていきました。マジ女のてっぺんにいるソルトは、唯一無二の迫力がなくてはいけませんから。島崎が「考えてきます」と言って、彼女のプランでやってもらって。「どうですか?」と聞かれたので、「いいんじゃないでしょうか」と。そんな感じのやり取りをしていました。

――役名が“ソルト”だからといって “塩対応”ではなかった?

塩対応なわけではないです(笑)。ただ、すごくマイペースで、真面目ではありますね。芝居について、一生懸命考えて来て色々提案してくれたので、その都度話し合っていました。また、こちらから「このセリフとセリフの間、もう少しテンポ上げてみて」とか言うと、非常に素直にその通りにしてくれる。アクションに関しては、過去作でもある程度経験はあるんですけど、今回はむちゃくちゃ強い役なので。そう見せるのって、難しいんですよ。

――圧倒的な力を持っているように見せなくてはいけない。

そうなんです。無駄な動きがあってはいけない。だから、大変は大変でしたね。ソルトはさくらとは違ってなかなか戦わないので、島崎は人知れず、ちょっとずつ練習しながらレベルを上げていくしかないんです。強く見せるとっても限界があるので、彼女には本当に強くなってもらわないといけなかった。でも、真面目に積み上げていってくれたので、最後には、かなりのレベルで戦っています。

――宮脇さんと島崎さんは、普段、どんなやり取りをしていましたか?


終盤まで、あまり二人のシーンがないんですよね。島崎は、例えば皆がワイワイやっている中でも、ふと見るとソファで寝ている(笑)。AKBの中でも独自の路線を築いている印象ですよね。しかも、特に今回はソルトっていう凄みのある役をやってるので、「宮脇、どうなの?」って印象を聞いたら、「怖いです。でも、やりがいがあります」と言っていました(笑)。

――島崎さんが、宮脇さんに何か声をかけたことはありましたか?

クランクアップした時に、皆が順番に挨拶したんですね。最後に宮脇が、ホント、子どもみたいに号泣しながら「どうもありがとうございました」って。その時に、島崎が宮脇の肩を抱き寄せて「頑張った」とねぎらい、まとめてくれました。最後の戦いも、宮脇が満身創痍で、途中で体が動かなくなっちゃったくらい壮絶だったんですね。そうしたら、島崎がクールに「撮るよ」とひと言声をかけて、宮脇を奮い立たせてくれて。それこそ劇中のソルトと同じように、それまで見せたことがないようなリーダーシップを、終盤に向けて発揮してくれた。そのおかげもあって、宮脇も何とか最後まで走り切れたんだと思います




――ありがとうございました。撮影はすでにクランクアップし、ドラマもいよいよ終盤に向かいますが、今後の展開も楽しみです。では最後に『マジすか学園4』ファンにメッセージをお願いします。

やればやるほど伸びる、成長著しい出演者たち。だからこそ、まさにピークは最後に来ます。その象徴は主人公のさくら(宮脇咲良)ですが、彼女が目指すてっぺん、ラスボスのソルト(島崎遥香)は、圧倒的に強いですよ。目力も威圧感も半端なくて、アクションのスピードもそうですし、まんべんなく強い。言葉に言い表せないくらい、素晴らしかったですね。ともかく、最初から見ている方も、途中から見ている方も、ぜひ最後まで応援してもらいたいです。彼女たちからパワーを貰えると思います。この『マジすか学園4』が一人でも多くの方に見ていただけたら、『マジすか学園5』をぜひやりたいですね。


[演出・岩本仁志]他のドラマ作品は、「君といた夏」「白線流し」「ナースのお仕事」(いずれもフジテレビ)、「女王の教室」「野ブタ。をプロデュース」「斉藤さん」「斉藤さん2」(いずれも日本テレビ)など。映画監督作品は「明日があるさ THE MOVIE」(2002年)、「MW-ムウ-」(2009年)。


テレビドガッチ
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